陸奥の松島

今日は山にスキーしに行くはずだったのだが、寝坊したためあっさりあきらめる。なんだかな。部屋でぐだぐだしてるのももったいない天気なので出かけることにした。
ところで自分はもうすぐ仙台を離れる。そこで、その前に近所の有名どころを見て回ろうと思っていた。近所の有名どころとしては、まず松島が思い浮かぶ。松島は日本三景にも数えられる名勝地であり、松島湾に浮かぶ島々の景観が美しいとされている。しかし、自分は松島には何度か行ったことがあるのだが、一度もそんなことを思ったことがなかった。これは何かを見落としているにちがいない。そこでとりあえず松島について情報収集をする。すると、ネット上で松島四大観というものを発見した。

松島の眺めは高い所からが最もよいとされて、文政年間(130年前)舟山万年によって松島四大観が設定された。4つの大観はそれぞれみな趣を異にしておもしろい。富山の麗観、大高森の壮観、多聞山の偉観、扇谷の幽観がそれである。(宮城県商工会連合会松島町のページより)

なるほど。松島は高いところから見ないとだめなのか。そういえば今までは桟橋とか遊覧船の中からとかしか見たことがなかった。これは盲点だった。ということで近所の有名どころツアー第一弾として、松島四大観を見てまわることにした。
とりあえず撮ってきた写真を貼ってみる。初めは扇谷。ここからのながめは「幽観」と呼ばれている。

次は富山。ここからのながめは「麗観」と呼ばれている。

次は大高森。ここからのながめは「壮観」と呼ばれている。

最後は多聞山。ここからのながめは「偉観」と呼ばれている。

なるほど。高いところから見ると、大小の島々が一望できて良いかもしれない。一番のお気に入りは3番目の大高森という山の上からの眺め。ここは松島だけではなく、松島〜野蒜海岸〜石巻牡鹿半島〜太平洋と、あたりをぐるっと見渡せてとてもよかった。他にもお客さんがたくさんいたから有名なところなのかも。
で、4箇所を回ってみた感想。

一回見たらもういいかな。あ、大高森はまた行きたいかも。

どうやら自分には松島の良さはいまいちわからないらしい。四大観からのながめは確かにきれいだった。しかし、日本三景という看板には名前負けしているんじゃないかと思う。自分的には海が緑なのがかなりマイナスポイント。誰かに連れてってと頼まれない限り、望んで見に来ることはないだろうと思った。
「松島四大観を見たことがある」という事実が大事だってことで納得するか。