帰仙

仙台に帰ってくることを地元人は帰仙と呼ぶ。こういう言葉がある街っていいなと思う。

ゴールデンウィークになって会社が休みになり、実家の片付けなどの雑用をするために戻ってきた。久しぶりに入った自分の部屋は当たり前だが自分のモノであふれていて、1ヶ月留守にしていただけなのにとても懐かしく感じた。
実家に戻ってくるときにふと思ったこと。自分は仙台に「帰って」くるのだろうか、ということ。自分は就職したといってもまだ研修中の身で、住民票は仙台から移していない。つまり、理屈的には帰ってきたことになる。その一方で、自分がつくっていくべき生活はもはやこの地にはなく、そういう意味では帰ってきたという言葉は違うような気もする。しかし、自分がこの地で四半世紀弱過ごしたという事実は変わらないわけで、自分のベースはやはり仙台にある。そういう意味では帰ってきたという言葉がふさわしい。なんとも不思議な感じだ。
まあでも、みんなに「お帰り」と迎えられたので、帰ってきたってことでいいのかな。
ただいま!